
この4月末に中学校の同窓会があった。
この同窓会は、50歳の時から5年ごとに行われていて、今回は4回目だった。
幹事は、基本的には、各クラスから男女一人ずつがなるのだが、中には、2回、3回としてくださる方もいるので、20人ぐらいになります。
今回の幹事は、前回の主要メンバーが残り、そこに、過去に幹事をしてくれた人たちも加わり、強力な布陣になった。
私たちは現在65歳、既に定年退職をして、第2の人生を歩んでいる人もいれば、引き続き、現役で頑張っている人もいる。
人それぞれだ。
中学を卒業して50年、それぞれが、違う人生を歩んできて、半世紀を経て、再び顔を合わせている。
私たちの学年には、約300人の同級生がいた。
その中で、今回幹事をしてくれている人の中には、特技を持っている人たちがいる。
一人目のタレントは、動画撮影、編集に長けている人だ。
その同級生は、今回、お二人の先生へのインタビュー動画を流してくれ、生徒からは、先生へのビデオレターを送ってくれた。
また、この同級生は、私たちが中学生だった時に流行った歌の「イントロクイズ」も動画で流してくれたのである。
「同窓会でここまでできるの!」
まさに現代ならではの、デジタルを生かした余興であった。
二人目のタレントは司会者である。
この彼は、ある大企業の労組で、全国大会の司会をしていたとのこと。
同窓会が始まり、彼がしゃべり出すと、すぐに、会場全体が何とも言えない和やかな雰囲気に包まれた。
私は今までに、何度も同窓会や懇親会に出席してきたが、こんなに和やかな雰囲気の会は初めてだった。
これは、彼がその雰囲気を作り出そうとしていることもあるだろうが、彼が自然に醸し出している雰囲気がそうさせているのだと感じた。
天性のものだと。
この日、私は「クイズ」と「最後の挨拶」をすることになっていたのだが、「これはもう、あれこれ考えずにこの雰囲気、勢いに乗っていったほうがいい」と思った。
また、この彼は「じゃんけんゲーム」でも見事に、会場を盛り上げてくれたのだった。
これも、労組の大会でしていたとのことで、誠に楽しませてくれたのだった。
それも、賞品に、定年退職後に大掛かりに作っているお米(2kgのパックにして、18袋)を提供してくれたのだった。
3人目は私自身だ(笑)
「自分で言うな!」って話。
冗談はさておき、私がというのではなく、クイズグループのメンバーで行った「あの日 あの頃 ・・中学校あるあるクイズ」について記します。
私たちは今回、クイズをすることになった。
私以外は、3人の女性たちだった。
4人で母校の中学校に行き、教頭先生から「現在の中学校の状況」を聞いて、クイズのヒントにしたり、みんなで「あの時、こんなことがあったよね」と、50年前の記憶を掘り起こし、アイデアを出し合い、5問クイズを作った。
そこから、ただクイズを出すというだけではなく、前後に、中学時代のエピソードや当時の世相を絡めて、クイズ全体のシナリオを作った。
中には、ちょっぴり意地悪な引っかけも入れて(⌒∇⌒)
それから、当日まで、グループのみんなで予行演習をしたり、自分の部屋で何度もシミュレーションをしたり、クイズ番組を見て、その会話や間の取り方を勉強したりもした。
結果は、大盛況だった(笑)。
もちろん、この同窓会が大成功したのは、こういったタレントだけではなく、それを支えてくれた人たちもたくさんいたことを忘れてはならない。
みんなに感謝だ。
卒業して50年、それぞれ、みんないろいろな経験をしてきたんだろうなあ。
あいつにこんな特技があったなんて。
同級生って、いいものだ。