現在59歳の私、
先日、生命保険会社に加入していた個人年金保険が30年満期を迎え、今月から年金を受け取れるようになった。
「まだ年金をもらう年じゃないだろう」って言われそう(笑)
最近、老後資金が2,000万円必要とか、国の年金の状態を診断した結果、このままでは将来的には目減りするとか、人々を不安にさせるニュースが続いている。
確か私の世代は、国の年金が満額受給できるのは65歳からだったと思うので、一足早く年金が受け取れるようになったのはありがたいことだ。
私がこの民間の保険会社の個人年金保険に加入したのは今から30年前、29歳の時だった。
まだ世の中はバブルに浮かれ、今思えばだが、根拠のない浮ついた景気のいい話がそこら中に渦巻いていた時代だった。
そんなときに私は、将来の年金の不安を感じ、個人年金に加入したのだ(笑)。
「若いもんが保険をかけてんじゃねえぞ!」って言われそう(笑)
今思えば、よくもまあ入っていたものだなと思えるのだが、
新しもの好きな私のこと、
当時は、まだ年金保険は注目されていなかったのだが、「将来、国の年金には不安があるな」というようなことを考えて加入したのかもしれない。
そうであるなら、結果として「先見の明」があったということだ(笑)。
その頃はバブル期で、異常ともいえるほど景気がよかったので、加入する際、保険会社の担当者の方からは、この調子で運用されれば、それなりの金額が受給できると聞いていたのだが、そんな調子のいい話はバブルがはじけると共にはかなくも消えてしまい、最低ラインの金額になってしまった。
とはいえ、今の保険とは比べ物にならないほどの高利率ではある。
受け取れる期間は15年間。
けっこう転職していて、現在自営業の私は、この個人年金を受け取ってやっと人並ぐらいというところ、
15年だから74歳まで、
そのときまだ生きていたら・・・・・その後はどうなる?
なんて心配も(笑)
昨年、生命保険も30年満期を迎え支払が終わった。
そして今年は個人年金が満期になった。
加入した29歳の時、
30年後なんて想像もできなかったけれど、こうして実際に経ってみれば早いものだ。
「あれから30年も経ったんだなあ!」
なんだか感慨深い。
30年前「よくもまあ加入していたものだな!」と自分自身に感心しながら(笑)
ありがたく受け取らせていただこうと思う。