提言 PTAの役員決め くじに当たってしまった女性が泣き出した

毎度、苦労するPTAの役員決め

今朝のスッキリという番組で、PTAの役員決めのことを取り上げていた。

立候補者がいない場合は、くじで決める
決まるまで教室を出られない
受けられない人は「受けられない、できない理由をみんなの前で、みんなの納得が得られるまで説明しなければならない」

まるで公開処刑だ・・・・・云々

そんな中で今年は異変が起きているとも
それは、コロナ禍で行事が減っているので「どうせやらなければならないのなら、今年受けておいた方が楽そう」という理由からだそうだ(笑)。

そうなのか、「今でもやはり最後はくじか」と、私は、10年ほど前の私のケースを思い出していた。

あれは、息子が中学校3年生の時だったかな。
その中学校では、まず毎年、各町内から二人ずつ役員として出ていき、その中から補導部長とかを決めるというようなシステムになっていた。
その頃、自営業を始めて3年目だった私は、時間的に自由があり、元来が好奇心旺盛な性格もあり、「中学校の役員ってどんなものなんだろう」と、妻に変わり参加することにした。

役員決めの日、妻から「くれぐれも部長は受けないように」と、くぎを刺されたのではあるが、私自身は内心「受けてもいい」という気持ちはあった。

教室に入ると、30人ぐらいいたかな
もう見事に女性ばっかり
男性は私ひとり
まさに黒一点だった(笑)

これでは「男性の私がしゃしゃり出ないほうがいいな」と役員決めの推移を静観していた

すると、「副会長ならやってもいいです」という女性が二人立候補した
「なかなかやるじゃないか!」と思っていた私だったが、
そのことを家に帰り妻に話すと、妻から
「それは、最終的には部長を決める際にはくじになるので、もし部長に当たってしまうとたいへんなので、それなら、副部長を受けておいた方がまだまし」という計算からだと聞かされた。

くじの最中「俺はやってもいいけど」とは思ってはいたが、そういう時は当たらないものである。

くじが終わり結果発表

ある女性の名前が呼ばれた

その女性は黙り込んでしまい

「私、できません」と泣き出してしまった。

担当の先生は、その状況に困惑して

「そう言われても・・・・・」

教室内は、「しらー!」とした雰囲気に包まれた

みんな口に出しては言わないけれど、

「そう言われても、くじに当たったのだから・・・」というような

その状況を見て、私は

「私でよければやってもいいですよ」と名乗り出た。

すると、次の瞬間

「えー!!!!!」

女性たちから一斉に、驚きというか、感嘆というか、ものすごく大きな声が上がった

その声は、今でも私の耳に残っている(笑)

「えー、どうしたの?、なにかあったの?」と

私はその声に驚いた。

まあ、あとから落ち着いて考えてみると、
私にしてみれば「補導部長、なんだかおもしろそうだな」と思えたのだけど、
他の女性たちにとっては、

「そんな仕事を自分から受ける人がいるんだ」

「そんな奇特な人がいるんだ」

というようなところだったと思う。

こうして私は補導部長になった。

補導部長としての仕事は、部会が一年間のうちに3回ほど、毎年行われている夏のイベントの際の見回り、月に一度の町内の見回り、中学校の役員としての町内会への参加というようなものだった。

部会には、校長先生、隣の中学校の校長先生、警察共助員、民生委員、保護司等々、いろいろな方たちが出席されていて、町内をよりよい環境にするための議論が交わされていた。

たぶん、普通の奥様方は、「こういう場で発言を求められたりすることが嫌なのだろうな」と思えた。

今まで、仕事関係の人間関係が主だった私には、「あー、こういう世界があるんだな」と新鮮で興味深いものであった。、

また、一年間活動することで、補導部の先生、校長先生、教頭先生たちとも顔なじみになれて「先生方にもいろいろな苦労がお有りなんだな」ということを、垣間見ることができた。

と私にとっては、有意義なものではあったが、やはり、普通は「できればやりたくない」という方が多いと思われる。

PTAの役員決めに対する提言

そこで、PTAの役員決めをどうすべきか、私が思うところを提言してみたい。

先ず、各役員の仕事内容を、わかりやすく説明すること。

どいういうことをするのかがよくわからないため、「たいへんな仕事なのかもしれない」と不安に思い、しり込みをする人もいると思われる。その仕事の内容によっては「そのくらいならできるかも」と思う人がいるかもしれない。
実際に、これをした学校では「役員に立候補する人が増えた」という話を聞いたことがある。

その時に在校している中学生の親だけではなく、その学区内にいる人から「やってもいい」という希望者を募ればいい。

例えば、定年退職して時間に余裕がある方とか等、さまざまな仕事や社会経験を積んだ人たちが参加してくればいろいろな意見を聞くことができて、よりよい方向に進んでいくのではないかと思う。

・「各行事が、毎年やっているからというような理由で、惰性で行われていないか」見直す必要があるかも。

もし、そういう行事があるのであれば、見直すことで仕事量の削減につながる。

私が補導部長をした時にこんなことがありました。

4月の役員決めの際、総務部長になると「卒業式の際に、卒業生の保護者代表としてしゃべらなければならない」という取り決めがあったそうだ。
(私はそのことを後になって知ったのですが、「そんな取決めがあるのなら、総務部長でもよかったのに」と思ったものです(笑)。

冗談はともかく、総務部長になってしまうと、そのお母さんは「卒業式まで、それはもう憂鬱な1年間を過ごす羽目に陥る」ということで、
その役は、特に嫌がられていたそうです。

そこで、この年から「総務部長が保護者代表としてスピーチしなくてもいい」との取決めをしたとのこと。

結果、卒業式の式次第からなくなりました。

こんなふうに「みんなが嫌がるようなものを軽減していく」とか、見直していくのも一つの方法でしょうね。

・奥様だけに任せるのではなく、男性も積極的に参加すればいい。

私が参加した時は、見事に女性ばかりで、男性は私ひとりというありさまだった。

そのため、あることに対して話し合う際、女性からの視点からだけになってしまうため、そこに男性からの視点が加われば、「また違う面も出てくるのになあ」と感じるようなことがあった。

まあ、男性は仕事が大変で疲れてしまい「それどころじゃないよ」というのもわからないこともないが・・・

このことは、日本の社会構造にも問題がある。

現在は、男性の育休の話も出てきてはいるが、まだまだであり、今後は、それとともに、男性が学校の行事に参加しやすくなるような環境作りも必要だろうと思う。

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