青春プレイバック 文明の利器 スマホ LINEで旧交を温める

ひと月半ほど前に、ガラホをスマホに変えた。

そして、息子と娘とLINEをするようになった。

なるほど、メールよりも気軽に使える。

LINE グループ

そうしていたところ、中学校の同窓会の打ち合わせをしたいので、中学校同窓会のグループに入ってほしいとの連絡が同級生からきた。

早速、入り方を教えてもらい参加した。

使ってみると、なるほどこれは便利だ。

「へぇー、LINEっていろいろなことができるんだなぁー!」と感心。

知り合いかも?

「知り合いかも」というところには、たくさんの人の名前が出ている。

知っている人もいれば、「この人誰だったかな?」と思いだせない人もいる。

一通り見ていると、その中に、ある女性の名前を見つけた。

高校生の頃、好きだった女性だ。

「どうして彼女の携帯の番号が登録されているのかな?」と記憶をさかのぼる。

「そうか、わかった!」

今から12年ほど前、私が幹事になり行った同窓会の際、何度かやりとりした事を思い出した。

そうか、あの時、番号を登録していたんだな、すっかり忘れていた。

「久しぶりに話してみたいな」とは思うが、いきなりLINEを送るのもどうかな?

そうだ、中学校の同窓会グループにならい、高校の時の同窓会グループを作ろう。

早速、グループを作り、仲の良かった友達を誘い、次に、同じクラスだった生徒会長を誘った。

二人とも、二つ返事で気持ちよく参加してくれた。

それから、その女の子を誘ってみた。

しかし、「グループに入るということは、なにかと面倒なところもあるので、それはお断りしたい」との返事が来た。

「なるほど!確かにそういう面はあるな」と私も納得。

青春プレイバック 旧交を温める

けれども、「グループではなく、普通にLINEするのはいいよ」との返事が添えられていた。

それから、3回ほど、お互いの近況などをやりとりした。

同窓会以来、12年ぶりの会話だった。

もう、お互い孫ができるような年になった。

彼女は関東に嫁いでいるので、もう会うことはないかもしれない。

しかしながら、以前は考えられなかったLINEという手段を使い、こうして会話をすることができた。

なんとも、便利な時代になったものだ。

彼女は「もう劣化が激しくて」、なんて言っていたが、私にとっては「いつまでも高校生の時の憧れであり、マドンナ」である。

思いがけず、淡い青春時代に浸ることができた。

文明の利器も時にはいいものだ(笑)。