バレンタインデー memory ~ by now

先日のバレンタインデー

みなさんはどんなチョコレートをもらったのでしょうか、

本命チョコ、義理チョコ、友チョコ、自分へのご褒美チョコ・・・・・

今から40年ほど前、まだ私が高校生だった頃は、本命チョコしかなかったのに、今では、いろいろなチョコが出てきて、うまいこと、商売ベースに乗せられているような気がしなくもないですね。

けれども、楽しいイベントではあるから、それも「あり!」かな、なんて思えるし、

私自身は、ほとんど毎日食べるというぐらいチョコレートが大好きなので、義理だろうが、なんだろうが、いただけることは、とてもうれしい!

 

私がチョコレートをもらったのは、高校2年生の時だったかな、

高校からの帰り、電車の中で、同級生の女の子からもらった。

確か、手作りのチョコレートだったように記憶している。

今なら、俺のことを想いながら、恋心を込めて作ってくれたんだろうなあ!

俺に手渡すのに、勇気が要っただろうなあ!

ありがとう!

と心から相手を思いやることができるのだが、その当時の私は、その子に感謝するというより、「照れくささ」だけしかなかったように思う。

 

その数年後、大学を卒業してまだ間がない頃だったかな、

高校の時の同級生の女の子が、自宅にチョコレートを郵送してきてくれたことがあった。

その時も、手作りのチョコレートだった。

 

あーそうだ。思い出した。

確か、高校3年生の時に同じクラスだった子だ。

卒業後、同窓会で一度会ったことがあったな。

そうだったんだ。

俺に想いを寄せてくれていたんだ。

「気づかなかったなあ」

俺も「感じのいい子だな」と、ちょっぴり意識していたときがあったのになあ・・・・・

 

チョコレートを受け取って、「ありがとう!」と電話をしたものの、今思い返せば、それほど、感謝の気持ちがこもっていなかったように思う。

まあ、若いころはそんなものかもしれない。

特に、未熟者だった私はなおさらだったように思う。

 

このお二人には、申しわけなかった気がしている。

「もっと、感謝の表し方があっただろうに!」と。

 

さて、それから数十年が経った今年、

もらえたのは、弟想いの優しいお姉ちゃんからだけである。

 

あっ、それと妻のお母さんからもいただいた。

 

妻からもらえないのは想定内だから、特にどうってことはないが、娘からもらえなかったのは、父親としてちょっと寂しいものがある。

 

そんなものは強要するものではないが、「感謝の気持ちがないのかなあ?」「育て方を間違えたかなあ?」笑  なんて考えたりするのだ。

 

妻と娘は、俺にチョコレートはくれないくせに、チョコレートが大好きときているので、見つけられたら最後、ハイエナのように群がり食べつくされてしまう。

いつもなら、分け与えてやるところだが、今回は気分も悪いので、絶対やらないぞ!

見つけられないように、どこかに隠しておこう。

いや、娘には、「来年俺にくれるなら分けてやってもいいぞ!」ということにしようか。

そんなせこいことを考えている 笑

 

まあ、それもまた楽し!というところだろう。